モーション計算の使用(ProVersionのみ)キーフレームは、専用の言語と数式を使うスクリプトによって作成することができますが、このスクリプトの作成と実行にはモーション計算を使います。モーション計算では、ProVersionにあらかじめ用意されてるスクリプトや、ユーザが作成したスクリプトを使って、プロパティに複雑な変更を加えることができます。 モーション計算スクリプトは、指定されたレイヤーやプロパティ、その他の値に対して数式を適用し、さらにキーフレームを自動的に生成することによって、モーションやエフェクトを作成します。複雑なエフェクトも、基本的な数式を使って簡単に作成できます。数式を使わずに複雑なエフェクトを作成した場合、個々のキーフレームの指定には大変な手間がかかります。モーション計算で複雑なキーフレーム操作を行う場合は、それぞれの式がどのような働きをするか、その式によりどのように概算値が求められるか、割り当てられたキーフレームに対して割り当てられた値がどのような影響を与えるか、などについての基本的な知識が必要です。 スクリプトにはモーション計算言語を使います。この言語は、広く使われているC言語を簡略化したものです。モーション計算言語には、代入文、ifステートメント、ループや、三角関数、自然対数、ベクトルを含むさまざまな数学関数など、基本的なプログラミングツールが用意されています。 |